ピエール リュカ COGNAC
リュカのコニャックづくりは、80 年前に現在の当主の祖父「ジャン・リュック・ラソディエール 」が1870 年代のフィロキセラの影響が残るコニャック地方のサン・フェーニュにて、苦労してかつての葡萄畑の繁栄を取り戻すところから始まります。そして1970 年代には毎年数ヘクトリットルものオー・ド・ヴィーをマーテル、クルバジェ等に供給できるようになりました。同時にその原酒の一部分を保存・熟成させていて、その事が「ピエール・リュカ」というブランドが生まれるきっかけとなりました。 そしてこのブランド名は、ジャン・リュック・ラソディエールの義理の父で地元で有名な時計職人であり、農場の財政面を支えていた「ピエール・リュカ」に感謝の意を込めて名づけられました。ぶどうの育成からワインづくり、蒸留・熟成・瓶詰までを自ら行うこの生産者は、しっかりとした技術を持つ職人であり、コニャック作りに大切な繊細な時間の感覚を持っています。それはまるでリュカの意思を継ぎ時を刻む懐中時計の精密なメカニズムのようだと言えるでしょう。
リュカ オフィシャル ページ http://www.cognac-lecat.com/
特徴
- 作付け面積は23ヘクタール 。
- XOのみ味にバラエティーを持たせる為約5%ぶどうを買い入れているが、それ以外はすべて自家生産。
- ユニ・ブラン 95%、残りはフォル・ブランシュ、コロンバード。
- 発酵後の残りかすも一緒に蒸留している。
- 100%リムーザンオーク。
- 限定生産で年間5000本。
- シャレント・ヴァレイに近く、畑は風通しが良く少雨で温暖な春と暑い夏。
- リダクションは4から5段階を丸1年かけて行う。
- ブレンド後2年間の樽熟成。