品名の「グラバー」は、長崎の有名な観光地「グラバー邸」の家主、グラバー氏に由来します。スコットランドのアバディーンで生まれた彼は、鎖国政策の終了と共に貿易会社の社員として長崎に赴任、武器や食品の輸入だけでなく、炭鉱の経営やキリンビールの創設にも携わるなど、単なる貿易商の枠を超えて日本の幕末以降の産業振興に力を注いだ名士です。そんなグラバー氏のもと発展してきたスコットランドと日本の友好関係及び彼の功績を記念して発売されたのがこのスペシャルウイスキーです。アデルフィ社社長のアレックス・ブルース氏が、1858年に結んだ日英修好条約において英国側を代表して調印した第8代エルギン伯ジェームズ・ブルース氏の玄孫であることから、同社がこのプロジェクトを手掛けることになりました。アレックス氏と同社のテイスティングを担当するチャールズ・マクリーン氏の2人が入念なテイスティングを重ねこのウイスキーが誕生しました。
羽生蒸留所シェリーホッグスヘッド 65%、ロングモーン蒸留所アメリカンオークシェリーホッグスヘッド 34%、グレンギリー蒸留所スパニッシュオークシェリーバット ワンティースプーン。
テイスティングノート - 香りは全体にマイルドでドライ、海の砂がかかった木片、船に亜麻仁油、マジパンに氷砂糖、ダークチョコレートに包まれたチェリー。味は、最初は甘く、次にフレッシュなイチゴやグアバ、黒スグリ、チェリー、チョコレートがけのココナッツビスケット、最後はタンニン、ビター、スパイスで、コショウが舌の上でピリピリするよう。フィニッシュはオイリーでスパイシー、杉の木に冷えたクローヴ、ユーカリ、ミルクチョコで最後までスパイスが残る。
(輸入元案内文より)