「テンパス・フュージット社の「クレーム・ド・カカオ」は、英語とフランス語で書かれた、19世紀のレシピに基づいて作られています。ベストなクオリティーを再現するため、原料のテロワールを重視。ヴェネズエラのカカオ、メキシコのヴァニラを使用しています。 生のカカオは蒸留された後、さらにカカオとヴァニラ・ビーンズに漬込まれます。この製法によって、味に深みを増すと共に自然な茶色に着色されます。「クレーム」という名前は高濃度の砂糖を加えて、クリームのように滑らかな舌触りをもつスピリッツに使われます。この「クレーム・ド・カカオ」は、きび糖を使用。非常に香り高く、まろやかながらしっかりした味わいと、粗挽きの香ばしいカカオの香りとほのかなヴァニラ香が特徴です。(原材料:カカオ豆、バニラ・ビーンズ、きび砂糖、アルコール、天然水) テイスティングノート:滑らか、シロップのような濃さ、明るい糖蜜のようなブラウン。抜群の甘みと豆の風味、最初のひと嗅ぎでは2/3のカカオ、1/3のバニラの芳香、ふた嗅ぎ目には挽いたココアが全面に甘美に躍り出てくる。口をつけると驚く程のココア感とバターの様な口どけ、そして続いてやってくるのはまさにダークチョコレートのような、ビターでもセミスイートでもない、甘さそのもの。ソーダの泡に解き放って食後酒とするのも良いだろうし、クレーム・ド・カカオを使うカクテルに、この粘りを活かすのも良いだろう。 -F. Paul Pacult-The Spirit Journal誌 2011年12月 5つ星(最高評価)